20代で実家を出て誰かとシェアしたり家族で住んだりといくつかの物件を住み替えてきましたが、ひとり親になってからの物件選びはそれまでとは違うんだと実感しました。
今回は賃貸料の安さにこだわった結果、筆者親子に起こった出来事をご紹介。
※安い物件がすべて悪いというわけではありませんし皆さんにも必ず起こるというわけではありません!
最初にまとめ
≪古くて安い物件のメリット≫
- まず1番にやっぱり低コスト。固定費が少なく収まるのは大きい
- 古い物件だったので少し汚したり傷つけたりしてしまってもあまり気にせずにいられた。笑
≪古くて安い物件のデメリット≫
- 気密性が低いため、夏は暑く冬は寒くなりがち
- 修繕、補修が甘くなりがち
- 低層階は比較的安い場合が多いが、建物の構造によってはセキュリティ面で不安あり
- あんまりボロボロだと、なんだかわびしい気持ちになる笑
≪入居前に注意したいこと・入居後に注意したいこと≫
- 築年数に対しての設備の劣化具合を入居前によく確認しておく。どの程度手入れされているのか、など。
- できれば2階以上で危なくない外階段の建物を選ぶ。
- どこからでも敷地内に入れてしまうような物件は選ばない。
- 設備の不良、共用部の不良が起こったら仲介業者か大家さんどちらに連絡すればよいか確認する。
- セキュリティ面で子供や自分の身に危険を感じることがあればすぐ引っ越しを検討する。
安さばかりに気をとられて物件選びに失敗してしまうと、場合によっては引っ越すことで少々家賃が上がっても相対的に生活もお金も楽になることもあります。
つらいと思ったり不安を感じるなら、そこに住み続けるべきか再度検討してみてもいいのかもしれませんね。
起こったこと①【熱いし寒い。ほぼ外気】
どんなとこ住んでいるんだよ笑
築年数の古い木造アパートだったんですね。おそらく私たちが入居していたころは立ててから一度もリフォームをしたことはなかったんだと思います。
サッシや建具も昔ながらのもので、隙間風が入ってきたりと。日本の四季を充分に感じられる物件でした。
真冬の夜におねしょをしたと起こされて、一緒に寝ていた布団が使えなくなって子供をお昼寝布団で寝かせて、自分はコートを着てうずくまったり。
家に帰っても極寒で、追い炊き機能のないお風呂でお風呂を上がるころにはもう冷えていて、寝るまで寒いし朝起きても寒かった記憶があります。
真夏にお昼寝から目覚めた子供のお昼寝布団には、人型に汗が染みついていたり。
小さな子供と住むには少し厳しい環境でしょうか。笑
起こったこと②【修理・メンテナンスの頻度、対応の良さに難あり】
設備の修繕やメンテナンスが甘いところだったようで、換気扇からかなり大きな異音がして連絡したときは中々業者さんを呼んでもらえませんでした。
また夏に配管からの悪臭がしたり、トイレタンクが漏洩していて水道料金が爆上がりしたり、キッチンが水漏れを起こして使うたびに床に水がしみだしている状況でも、何日も対応していただけなかったりと。
今思うとすごいとこに住んでましたね。
修繕やメンテナンスは大家さんの負担になってしまうので、そもそも安い家賃だと捻出しずらかったのかもしれないですね。
私が借りていたアパートは大家さんのお知り合いの方が修繕をされていたようで、直接大家さんと連絡を取り合うよう管理会社から言われました。そういった理由から日程調整等が難しかった(決まったところにしか頼めないから)のもあるかもしれません。
ただ、この記事を書く前に当時住んでいたアパートの賃貸情報を検索してみたところ、大掛かりにリフォームされており随分住みやすそうになっていました。
入居のタイミングも悪かったのかもしれないですね。
起こったこと③【近所の親子に気に入られる】
これは家賃だけの問題ではなく、その地域ならではな部分もあるのかもしれませんが。
当時、おばあさんと息子さんの暮らすご家庭が近くにあり子供とお散歩中に会うとよく挨拶をしていたんです。
そのうちおばあさんの中で「ぼろぼろのアパートでけなげに生きる母と子」というイメージが出来上がってしまったようで、何かと気にかけてくれるようになったのですがだんだんエスカレートして部屋の明かりをチェックされたり息子さんと引き合わせようとしたりと、なかなか大変なことになりました。
おばあさんに悪気は全然なく、いい人だったのですが。
起こったこと④【セキュリティがばがばで裏から覗かれる】
借りていた部屋は、2階建てのアパートで、その1階部分に暮らしていました。
外階段を使用しなくて済むので小さな子供との生活には便利ではあったのですが、隣地境界はメッシュフェンスで囲われているためカーテンとベランダの柵以外これといって目隠しになるものがなく、よく言えば開放的でした。
ある日窓の方に視線を感じ窓の方を振り向くと、裏庭でササっと何かが動く気配がしました。
人?どうしよう??と戸惑っていると子供が一言
「今のだれ??」
はい!人ですね!!人だったんですね!!
もう雨戸閉めてね、窓のカギ閉めてね、玄関のカギもすぐチェックしました。
そのあとしばらくは雨戸をあけるのが恐怖でした。(のど元過ぎれば、でしばらくすると性懲りもなくまた開け放ったのですが)
おしまいに
というわけで実際に住んでいた当時の体験談を書いてみましたが、子供が小さいうちはもちろんのこと女の子だった場合大きくなってもやっぱり防犯はしっかりしたいところ。
セキュリティ面でも住環境としても、日々安心してある程度気持ちよく暮らしていける住居を選びたいですね。
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